PyTorch初心者ならではのはまりどころをご紹介していくcorner。
視線推定の論文を読んでいて、dataset, source code, 学習済みmodelが上がっていたので試していたときの話のつづきです。
いよいよ視線推定をやってみようとrunさせてみると…
The NVIDIA driver on your system is too old (found version 101000).
Please update your GPU driver by downloading and installing a new
version from the URL: http://www.nvidia.com/Download/index.aspx
Alternatively, go to: http://pytorch.org to install
a PyTorch version that has been compiled with your version
of the CUDA driver.
いやいや、TensorflowでもCUDA versionには苦労させられてきましたからね。でも、CUDA versionじゃなくてNVIDIA driverって言ってる。その割には見つかったversionは10.1つまりCUDA versionを言ってたりもする。
ちなみにグッディーの環境は:
NVIDIA-SMI 418.87.00 Driver Version: 418.87.00 CUDA Version: 10.1
NVIDIA driverに対してはconservativeな姿勢が身についてしまっているので、CUDAは思い切って10.1に上げたけど、NVIDIA driverは動作する最低限に抑えておいたのでした。とは言っても、そんなとてつもなく古い環境でもないと思うんだけど… too oldとか言われるとなんだなんだってなりますね。
調べてみると、やはりNVIDIA driverのversionを上げると、PyTorchの最新versionでも動作する模様。でもNVIDIA driverのupdateにも今まで結構痛い目に遭ってきているので、そうやすやすとは上げられない。
たぶんtorch, torchvisionのversionを下げればいいんだよな、でもNVIDIA driver versionとの対応表もないし…
ということで、CUDA 10.1がsupportされた最低versionに下げてみる。
# CUDA 10.1
pip install torch==1.4.0 torchvision==0.5.0
めでたく動作した !
しかし、CUDA versionじゃなくてNVIDIA driver versionで制限されているのはなぜ?動作保証policyとして古いdriverは排除されているのかなーと思ったり。組み合わせ検証コストも馬鹿にならないですしね。
あくまでもTensorflow社会からやってきたグッディーの妄想です。