第3第4クォーターはとても忙しい日々だったのですが、ようやく落ち着いたのでまた記事を書いて行きたいと思います。講義に合わせてVR・ARの記事が多くなっていたので、久しぶりに杏ちゃんネタで、昨年秋にまたまた町田市自然休暇村に行ってきたのでそのときの話しを。概要は以前の記事も参照下さい。
なぜか落ち着く場所
ここは携帯もTV(ワンセグ)もほとんど電波が届かない場所なのだけど、美しい白樺の林に癒されに定期的に来てしまいます。NHKラジオ第一だけが唯一の情報源ですね。ニュースや天気予報だけでなく、ポップスやクラシックも流れるし、案外楽しめます。ワンちゃん用の立派なケージもありますが、杏ちゃんは簡単に飛び越えてしまいますね。あと帰る前には自分たちで掃除機をかけます。案外綺麗好きのグッディーは、いつも結構念入りにやってしまいます。こういった施設は長く続いて欲しいですしね。
去年もこの時期に来ているのだけど、今回は朝晩本当に寒かった。熱い風呂に入ってそのまま布団に潜り込む感じでした。杏ちゃんは元気に走り回ってましたけどね。キャビンはこのあとすぐに冬季休業に入るのですがうなづけます。でも昼間はまだまだ暖かく、近場の山々にハイキングに行くのはとても楽しいです。というわけで、今回は近場の山々を3つご紹介したいと思います。
岩岳
ひとつめはキャビンからすぐに行ける岩岳です。駐車場から山に向かう林道を進み、すぐに二股に分かれますが、岩岳と林岳は右折します。まっすぐ行くと幻の滝や五郎山方面になります。あとは延々林道を歩くこと30分くらいでしょうか、ぽつんと岩岳の標識が出てくるので、尾根伝いに歩くと蓬莱狭のような岩場の上に出ます。眼下に休暇村が見えあとは森と山のみで、独立峰なのでいい感じの写真が撮れます。アップダウンもあまりなく、軽いハイキング程度ではありますが、山頂からの景色がよいので足慣らしには最適です。行程の半ばあたりで岩岳は見えてくるのですが、そこで右手に降りる林道のほうへ行ってはいけません。ここから岩岳の山頂には行けそうで行けませんので注意です。(1回間違って登って行って痛い目にあいました)
林岳
ふたつめもキャビンからすぐに行ける林岳です。岩岳と同様林道を右手に曲がっていくとすぐに林岳入口の看板があります。しかしそこからの踏み跡がはっきりしないため、草が生い茂っている季節はなかなか入りづらいものがあります。その点秋になるとうっすらとけもの道のようなものが見えるので、そこを辿ります。簡単に言ってしまうと、右手に上がって行ってあとは尾根伝いに直登する感じです。見晴らしのあまりよくないところに山頂の看板がありますが、ここからさらに少しだけ上ると見晴らしの良い場所に出ますので、是非そこまで行きましょう。岩岳に比べると登山という様相ではありますが、距離的にはあっという間に着いてしまいます。頂上は立派な岩山の上になり、ちょっと神様が出てきそうな雰囲気もあります。後ろには五郎山が見えます。
先ほど岩岳が見えてきたところに右手に降りる林道があると言いましたが、ちょうどそのあたりから左手に山に入ることができます。道があるようなないような感じではありますが、そのまま登っていくと、この岩山の下に出られます。どうもこの岩山はロッククライミングもできるようで、ザイルが掛けられる金具が打ち込んである場所がありました。木で作ったベンチや岩の割れ目に祠があったり、人の手が入っていることは感じられるのですが、最近はあまり使われていないようでした。
天狗山
車での移動が必要ですが、最後に馬越峠から比較的簡単に登れる天狗山をご紹介します。川上村役場やマルシェがあるところから南相木村方面へ抜けるワインディングロードの一番高いところが馬越峠です。ここには数台車を止めるスペースがあります。天狗山登山口という看板が指し示す方向に登りだします。最初の直登は結構きついですが、尾根に出るまで頑張りましょう。一旦尾根に出ると平坦な道が続きますが、見通しの良い岩場の上に出ます。ここから一旦岩場の下へ降りて、登り返すと頂上が天狗山頂上になります。最後の直登も結構きついですが、馬越峠から1時間くらいで着きますから、お手軽な山と言えます。
山頂からは、男山の向こうに八ヶ岳の主峰が見えていい感じです。グッディーは6月上旬に登りましたが、朱色や赤紫色のヤマツツジがそこかしこに咲き、そしてシャクナゲがところどころに咲き誇っていて楽しめました。帰りはナナーズに寄って夕飯を調達します。川上まんじゅうなどのお土産もいろいろ置いていて大変便利です。
というわけで、
今回は町田市自然休暇村周辺の簡単に登れる山をご紹介しました。今年もGWに行く予定で、今から楽しみにしています。
この周辺(川上村、南相木村)は不思議な地名が結構あるんですよね。野辺山と信濃川上の間には「御所平」、馬越峠から天狗山と反対方向には「御陵山」そして「高天原山」、上野村方面には「御座山」と、何だか昔誰かが居たのだろうかと思わせますよね。そしてここは諏訪と秩父の丁度中間点にあたるのです。古事記に出てくる神様が、このあたりを通過して行ったとしても不思議ではありません。なーんてことに思いを馳せながら、岩に刻まれた神代文字でも出てこないかしらとゴロゴロ転がる岩を眺めたりもするのですが、そういったものは今のところ一切目にしたことありませんね。
春が待ち遠しいです。